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happy?

現代社会には、たくさんの肯定があふれている。家族にほめられること、会議で大勢の人にうなづかれること、SNSで友達にLikeされること。人から肯定されるのはいつだってうれしいことだ。でも、確証のない答えをたくさんの人に肯定されたら…?パターン化されたたくさんの肯定に、はたして感情はこもっているのだろうか。本作品は、安易な肯定に潜む違和感を浮き彫りにするための実践的な試みである。

東京大学制作展Extra2018にて展示したメディアアート作品。現代の肯定の不気味さや希薄さをインタラクティブな映像作品として表現した。体験者は、ヘッドフォンをつけると、東京大学制作展Extra2018の展示そのものについての意見を求められ手元の紙に書くように映像内の人物から案内される。記入後、手前にあるポストに紙を入れると、慇懃無礼な褒め言葉や多数の人々からの心のこもっているかわからない褒め言葉が聞こえ始める。

MedeiArt


1ヶ月

チーム作業:5人 / 担当箇所:構想/サウンド/デザイン